
15年度の商品施策
ローソン(玉塚元一社長)は、15年度の商品施策として4つの重点テーマを設定し、それぞれ核となる商品の強化に取り組む。健康志向への対応ではブランパンを全面刷新し、スーパー代替需要にはカット野菜の拡充などを進める。カフェ需要の取り込みでは関連カテゴリーの拡大を予定している。家飲み需要に対しては、カウンターフーズの主力商材であるチキン系フライドフーズを充実させることで、夕夜間の強化につなげる。
ローソンは今年6月、1号店オープンから40周年を迎える。それに向け昨年11月から順次、主力カテゴリーの刷新を進めている。
商品本部長の和田祐一上級執行役員は、「コア商材の強化が既存店を底上げするポイントになる。さまざまな企画・セールによる集客も重要だが、こんな商品が出るからローソンに行こうと思っていただけるようにしたい。既に弁当の強化に着手し、パスタも2月に刷新した。サラダは包材コストを見直すことで中身を充実させ、より購入しやすい価格に変更した。今後はデザートやブランパンの刷新を予定している。6月までにリニューアルを完了させ、40周年販促につなげる」としている。
また、SM代替需要の獲得をテーマにカット野菜や朝食関連品をさらに充実させるほか、日用品の価格対応も進める。食品・非食品にまたがるPB「ローソンセレクト」は3月以降、多くの商品のブラッシュアップと同時に、シリーズ全体のパッケージデザインを刷新する。
日刊流通ジャーナル2015年2月27日号より