チェーンストア各社の2月度実績は、SMは首都圏を中心に前年クリアを続け、GMSは衣料品のマイナス幅が縮小したことで改善傾向にある。
スーパーストア・フルライン型店舗はリージョナルチェーンが堅調で、イズミ(4.0%増)、平和堂(0.4%増)、フジ(1.5%増)が前年を上回った。
首都圏のSMは昨年、大雪に伴う特需で既存店の数値が高くなっており、前年比のプラス幅は縮小している。グローサリーや日配で前年割れとなるチェーンが増えたものの、生鮮・惣菜は好調に推移している。
コンビニエンスストアは、JFA加盟社トータルの既存店が客数0.1%増、客単価1.5%減の1.4%減だった。客数が1年振りにプラスとなったものの、タバコで仮需の影響が出始めている。チェーン別ではセブン―イレブン・ジャパン(2.2%増)だけが前年をクリアした。
日刊流通ジャーナル2015年4月2日号より抜粋