
セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長は、2日の決算会見で3月に業務提携した万代との取り組みについて言及した。万代が基盤とする関西と、天満屋が基盤を置く中国地方では、イトーヨーカ堂と合わせた売上高がおよそ4000億円のまとまりになる。
村田社長は、「3月に発表した万代との業務提携は、将来の資本提携を視野にしたものだ。万代は価格志向の印象があるが、数年前からよりよいものを追求する方向性を打ち出している。14年度は収益も大幅に改善した。同社が課題とする惣菜では、グループのヨークベニマルが持つ優れたノウハウを活かせるだろう」と語った。
日刊流通ジャーナル2015年4月7日号より抜粋