中山社長 ユニー加盟店に統合交渉入りを説明
ファミリーマート(中山勇社長)は、2015年度を起点とする中期3ヵ年計画で、店舗運営、商品開発、店舗開発で業界トップレベルの質を追求した新しいコンビニエンスストアの創造をめざす。なお4月1日付でユニーグループHD(佐古則男社長)と今年8月を目処とする経営統合合意に向けた検討委員会を立ち上げた。だが今回の中期計画には統合に関わる事項は含まれていない。統合が正式に合意に達した後、中期計画を修正する。
ユニーグループHDとの経営統合について中山社長は、「最大のねらいは統合効果をいかに出していくかだ。とくにサークルKサンクスとの統合のポイントは、加盟店オーナーとの信頼関係をさらに強化することである。3月から加盟店との政策発表会を全国で開き、冒頭の挨拶で私から統合に向けた検討に入ることを説明したが、概ねご理解いただけたと考えている」と語る。
統合検討委員会では、各種の部会に分かれて、統合効果の発揮に向けて、それぞれの課題についての討議を始めている。
日刊流通ジャーナル2015年4月10日号より抜粋