ローソンストア100全店の4分の1にあたる300店を閉鎖
ローソン(玉塚元一社長)は今期、出店ペースを加速しグループで1200店を新設する。一方、生鮮コンビニ「ローソンストア100」の不採算店300店など750店を閉鎖する。
ローソンストア100の店舗数は、2月末で51店減の1151店となっている。今期はさらに300店を閉鎖し、収益改善に向けた構造改革を進める。
玉塚社長は、「東北・九州エリアからは撤退して東名阪に集約する。閉鎖後に残る850店は収益性が高く、二極化する社会の中で必要な業態であることは間違いない。バリュー業態としての位置づけを明確にし、まずは収益に貢献できる状態にする。戦えることを確認できた後で、再出店などの成長戦略を考える」という。
成城石井 ナチュラルローソンと相乗効果を追求

また、10月に完全子会社化した成城石井とのシナジーは、ナチュラルローソンで具体化していく。
「成城石井の固定客を大事にするため、シナジーありきで拙速な取り組みはしない。今は同社への理解を深めている段階だ。分かったことは、ナチュラルローソンとは顧客・商品とも親和性が高いということだ。既に多くの成城石井商品がナチュラルローあソンに入っており、商品面の取り組みをさらに進めていく。成城石井のFC化は難しいと思うが、将来はその可能性も検討したい」(同社長)
日刊流通ジャーナル2015年4月14日号より抜粋