14年度の既存店投資は52億円、既存店の底上げに寄与
ライフコーポレーション(岩崎高治社長)は2014年度、過去最大規模となる52億円を既存店に投資し、38店を改装した。この結果、既存店売上は4.3%増と好調に推移し、増収2桁増益に繋がった。2015年度をスタートとする第5次中期3ヵ年計画では、首都圏、近畿圏で各100億円、合計200億円を既存店に投資し、過去最大級の改装を継続実施する。
14年度は既存店が4.3%増と好調で、内訳は客数2.6%増、客単価1.7%増とバランスよく伸びている。
地域別では、首都圏が4.8%増、近畿圏が3.9%増となっている。なお下期のみでは、首都圏4.6%増、近畿圏5.1%増と、前年度からテコ入れしている近畿圏の改装効果が現れている。
既存店が好調に推移している点について岩崎社長は、「外的要因では、とくに首都圏での景況が改善されていることや、消費者の生活防衛意識の高まりで、他業態に流れていた購買力がSMに回帰していることが影響している。内的要因では、過去最大規模の改装投資が既存店売上を押し上げた。とくに近畿圏での効果が出ている」と説明する。
2015年度からの第5次中期3ヵ年計画では、「3年間で東西100億円、計200億円を既存店に投資する。年間では60億円から70億円と、過去最大規模の既存店投資を3年間継続する」(同社長)としている。
日刊流通ジャーナル2015年4月16日号より抜粋