薬王堂(西郷辰弘社長)は、今期20店を開設し、総店舗数が念願の200店に到達する。同規模を背景に営業力・収益力・組織力を高め、以後の中長期目標は東北地域300店をベースに、売上高1000億円、経常利益率5%を目指す。2015年2月期決算は客数と点数向上の施策で既存店がプラスで推移し、2ケタの増収経常増益となった。
出店政策 2020年まで年間20店ペース継続
営業力、収益力、組織力の強化に向けた取り組みを継続し、200店を背景に規模のメリットを享受する体制を構築する。200店の到達を受け、次の中長期目標は300店、売上高1000億円、経常利益50億円(経常利益5%)に定めた。
西郷社長は「今期から2020年のオリンピック年まで20店ペースの出店を続ける」としており、目標店舗数は早ければ2020年に達成する。
出店地域も300店体制までは東北にとどまる。
「かつては人口1万人に1店の割合で出店したが、現在は7000人を想定したフォーマットをつくっている。2005年の上場時に上限店舗数80店と予想した岩手も、すでにその数を超えた。引き続き小商圏フォーマットを進化させ同県を100店体制としたい。また、宮城県でも100万人都市の仙台市には店舗がない。県北のドミナントを深耕しつつ南側も開発し、同県も60〜80店体制にしたい。このほか青森・秋田・山形も、それぞれ40〜50店体制まで可能と見ている」(西郷社長)
日刊ドラッグストア2015年4月17日号より抜粋