14ー16年度の中期計画 建築費高騰などを理由に
イオンモール(吉田昭夫社長)は、2014年度からの中期3ヵ年計画で、国内、海外の新規モール計画を当初予定の51モールから37モールに削減する。これに伴い設備投資も3カ年合計で6000億円を4700億円に圧縮する。一方、国内の既存モールの大規模活性化は、2014年度の8モールを、2015年度は13モール、2016年度は18モールと年度毎に増やす。
国内は建築コストの上昇や建築期間の長期化などで新規モール計画を圧縮する。中国では変更はないが、アセアンは、インドネシアの事業計画を見直すため、開店年次がずれ込む。
このため、国内は新規26モールを19モールに、アセアンは新規10モールを5モールに削減し、中国は新規15モールで、開店時期に変更はあるが、総数は変わらない。この結果、国内外の新規モールは51から37と14モールの削減となる。これに伴い、設備投資も6000億円から4700億円と1300億円削減される。
一方、既存モールの活性化は、2015年度13モール、2016年度18モールを計画している。今年4月25日には、「イオンレイクタウン」を第1次リニューアルオープンした。全710店のうち48%の347店を新設、移転、改装する。第2期計画も含めると60%以上にあたる430店をリニューアルする。
中国では、2015年度に6モールを出店する。2016年度には5モールを出店する計画だ。
週刊流通ジャーナル2015年4月27日号より抜粋