ホールフーズマーケット(Whole Foods Market)は来期、価格競争力を高めたニューフォーマットに挑戦する。ウォルター ロブ(Walter Robb)共同CEOは、「新しいユニークなブランドコンセプトを持つニューストアは、プライスリーダーシップを持ち、革新的なテクノロジーと際立った特徴を持つ商品で構成される。ハイクオリティなフレッシュフーズを競争力ある価格で提供していく」と語る。詳細は9月初旬に発表する予定、出店速度をさらに上げていく。
ジョン マッキー(John Mackey)共同CEOは、「第2四半期の業績は、売上が非常に好調で、投下資本の収益性も健全だった。高品質で豊富な品揃え、最良の顧客サービスがお客さまに支持されており、現在の店数をアメリカ国内で3倍にすることは可能だ。今後も革新に挑戦し続ける」と語る。
第2四半期、増収増益と好調
ホールフーズの2015年第2四半期決算(4月12日締、累計)は、売上高で10.0%増の83億1900万ドル、営業利益で8.2%増の5億2600万ドル、純利益で8.7%増の3億2600万ドルの増収増益だった。
荒利益率は0.1P減の35.3%とやや低下したが、経費率は横ばいの29.0%を維持した。この結果、営業利益率は0.1P減の6.3%、純利益率は0.1P減の3.9%となった。既存店は4.2%と好調だった。
期中は、リロケーション5店を含めて23店を新設した。第3四半期に入って既に3店を新設しており、現在の店舗数を417店としている。平均売場面積は1208坪となっている。
同社は2017年中に500店を突破する見通しで、長期戦略として、アメリカ国内で1200店体制をめざす。
通期見通しは、売上高で9%以上の増加を見込んでおり、既存店は一桁台の前半から半ばを予定している。出店は、5~6店のリロケーションを含めて38~42店を計画している。
日刊流通ジャーナル2015年5月26日号より