オーケー(簗瀬捨治社長)の3月期連結決算は、新店と既存店の伸長で増収となったものの、販管費比率が悪化し営業減益となった。
営業収益は7.3%増の2822億4000万円、営業利益は7.5%減の128億0700万円、経常利益は5.3%増の148億6800万円、当期純利益は1.0%増の85億7400万円だった。為替差益など営業外収益が増加し経常段階で増益となっている。
既存店は客数が前の期並み、客単価が前年をクリアし0.2%増だった。
売上総利益率は0.1P増の21.1%、販管費比率は0.9P増の16.6%だった。販管費比率は12年3月期まで14%台を維持していたが、13年3月期が15.2%(0.4P増)、前期が15.7%(0.5P増)と悪化している。今期から3年をめどに、ローコストオペレーションの徹底に向け、業務改革に取り組む。
期中は10店を新設する一方、1店を閉鎖し、総店舗数は83店となった。今期は新店を5店に抑制し、既存店の改装に力を入れる。
日刊流通ジャーナル2015年6月24日号より