ファーマーズマーケットSMで急成長を続ける「スプラウツ ファーマーズ マーケット」(Sprouts Farmers Market)は8月6日、2002年の創業時から同社の経営を主導してきたダグ サンダース(Doug Sanders)社長兼CEOが会長に就任し、新CEOにアミン マレディア(Amin Maredia)CFOが昇格する人事を発表した。社長兼COOにはジム ニールセン(Jim Nielsen)COOが就任する。サンダース氏は2002年の1号店開設以来、僅か13年間で、同社を、東海岸から西海岸に渡る全米13州で200店を超えるチェーンに急成長させた。
スプラウツ ファーマーズ マーケットの2015年第2四半期決算(6月28日締、累計)は、積極的な出店と既存店が好調に推移したことで増収増益となった。売上高は20.0%増の17億5965万ドル、営業利益は8.0%増の1億2662万ドル、純利益は7.7%増の6878万ドルとなった。
荒利益率は0.9P減の29.6%と低下したが、経費率は0.1P減の22.4%とやや良化している。この結果、営業利益率は0.8P減の7.2%、純利益率は0.5P減の3.9%となった。既存店は4.9%増と好調に推移している。
同社は期中に18店を新設している。第3四半期に入っても既に4店を新設しており、8月6日現在の店舗数を全米13州で212店としている。通期では27店の新設を計画している。
通期の業績予想は、売上高で19~21%増、既存店で4~5%増、設備投資で1億~1億1000万ドルを見込んでいる。
日刊流通ジャーナル2015年8月31日号より抜粋