チェーンストア各社の7月度実績は、中旬以降の高気温が業態を問わず概ねプラスに作用した。
スーパーストア・フルライン型店舗は、衣料・住関連が堅調に推移した。GMSで既存店が前年をクリアしたチェーンは、前月の3社から6社に増加した。ユニー(3.5%増)、平和堂(3.2%増)など高い伸長率となるチェーンもみられた。
スーパーマーケット26社のうち、既存店が前年をクリアしたのは前月より3社増えて19社だった。農産・畜産・惣菜が牽引役となり、全国的に好調だった。5%を超える伸長率となったチェーンは、ライフコーポレーション(5.3%増)、ヤオコー(5.5%増)、ベルク(5.8%増)、マックスバリュ北海道(5.3%増)の4社だった。いなげや(4.5%増)、東急ストア(4.7%増)、マルエツ(3.2%増)は当月の伸長率が高いほか、ヤオコーやベルクと同様、1年以上にわたり既存店が前年クリアを継続している。
コンビニエンスストアは、JFA加盟社トータルの既存店が客数0.1%増、客単価1.1%増の1.2%増だった。10社のうち8社が既存店ベースで前年をクリアしている。
日刊流通ジャーナル2015年8月31日号より抜粋