アマゾン ジャパン(ジャスパー・チャン社長)は取扱カテゴリーと同時に、サービス機能の拡充を進め、客層の拡大に取り組んでいる。総合ネット通販サイト「Amazon.co.jp」内に6月、ビューティケアに特化した「Amazonビューティーストア」を開設した。順次、品揃えを拡充するとともに6日、情報発信を強化するプロジェクト「アマゾンビューティーラボ」を立ち上げた。有職女性をターゲットに、季節や悩み別など、さまざまなテーマで推奨商材を紹介し、アマゾンサイトを活用することで商品選択の時間短縮を提案する。
「アマゾンビューティーラボ」はモデルや美容専門家など外部有識者とのプロジェクトで、季節や悩み別にさまざまなテーマでコンテンツを充実し、情報発信力・提案力を強化する。ビューティーストアを活用して時間をかけない商品選定を提案する。
一例で、圧倒的な品揃えによるワンストップショッピングで、テーマ、目的、アイテム別などニーズに合わせた検索機能により迷わず商品を選択できるようにする。また実際に使用したユーザーの評価を掲載し、事前に試せないネット通販のウィークポイントをカバーする。通勤中や休憩時間などの空き時間にオーダーし、配送日時を選択する。ここにユーザーの活用方法や専門家のコスメの選び方などを組み合わせる。
ヘルス&ビューティー事業部の西村展彦事業部長は、「忙しい生活を送るため、ゆっくりと商品を購入する時間がなく、美容を軽視せざるをえない女性が増えている。アマゾンビューティーラボでお客さまに向けた提案・情報発信を強化し、ユーザー拡大につなげたい。同時に、内部ではアドバイスを基にMDやサービスを拡充しビューティー事業を強化する。将来的にはラボを活用したPB開発なども検討していく」としている。
日刊ドラッグストア2015年10月16日号より抜粋