売場700坪のセントラルマーケット川崎店
アクシアル リテイリング(原和彦社長)は2015年10月、今後のMD改革に向けた実験店と位置付ける「センラルマーケット川崎店」(新潟県長岡市)をオープンした。売場面積700坪の既存店を全面改装したもので、食卓シーンで売場を再編集し、専門店化、ショップ化を積極的に推進している。6年前にスタートさせた「ニューコンセプト partⅡ」を見直し、さらに際立った差別化に挑戦している。
原社長は、「例えば、煮魚、焼き魚、揚げ魚を1つにくくった『魚菜』や、食卓シーンでくくった『サラダプロジェクト』などが好評だ。『ニューコンセプト partⅡ』が、ややマンネリ化のきらいが出てきたことで、もう一度差別化に挑戦し、新たな専門店化、ショップ化に取り組んでいる。この意味で川崎店は、今後のMD方針を策定するための『たたき台』と位置付けている」と語る。
16年秋、前橋市に新物流センター
なお同社は、2015年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画で、2017年度までに、150億円を投資し、13店を新設、7店を閉鎖して店舗数130店、売上高2290億円をめざす。
この中期計画の柱となるロジスティクス戦略では、フレッセイが2016年第3四半期、新物流センターを開設する。
群馬県前橋市のフレッセイ現本部前に、敷地面積4800坪を確保し、延床面積2400坪の新物流センターを開設する。投資額は20億円を予定している。
また惣菜、精肉、鮮魚のPC機能を担う子会社「ローリー」の機能も拡充する。
日刊流通ジャーナル2015年12月10日号より抜粋