さえきセルバホールディングス(佐伯行彦社長)は13日、東京 立川市内のホテルで主要取引先を集めた「さえき会総会」を開催した。この席上佐伯社長は、2016年度を初年度とする中期3ヵ年計画を発表し、最終年度となる2018年度には、売上高800億円、経常利益24億円、経常利益率3%を達成し、東証二部に上場を申請する考えを明らかにした。
以下は佐伯社長の政策発表要旨である。
今年度の政策テーマは昨年度と同様、「力の結集」とした。第1の課題は「情報の結集」である。我々の最終目標は「地域社会にどれだけ貢献するか」である。食を通じ、「医食同源」をベースとして、取引先やベンダーの協力を得て、地域のライフラインとしての役割をしっかりと果たしていく。
第2の課題は「知恵の結集」である。経験と知識を重ね合わせることで知恵が生まれる。世の中の変化に対応するために知恵を結集しなければならない。
第3の課題は「経営資源の結集」である。東京、茨城、千葉、山梨、山陰とさえきグループには4000人を超える従業員がいる。それぞれのエリアで優秀な従業員をフォローアップし、いままで以上に質の高い商品力、オペレーション力を磨き上げていく。
IT駆使した新ビジネスを創造
今年度を初年度とする中期3ヵ年計画を今年3月1日からスタートさせる。第1は、東証二部への上場申請である。2017年度の業績をベースとして2018年秋には上場を申請したい。これによりガバナンスとコンプライアンスを確立し、新たな成長をめざす。
第2は、ITを駆使した新たなビジネスの創造である。膨大な情報を的確に抽出して加工し、それをお客さまに発信していく。地域に根差した元気なSMがITを駆使することで、新たなビジネスをチャンスを追求していく。
第3は、健康提案型企業の確立である。バランスのよい食事が健康な身体を作る。そうした食事を提案していくことが我々の使命である。
日刊流通ジャーナル2016年1月20日号より抜粋