

ふるさと割 ローソンとスリーエフが参加
スリーエフ(中居勝利社長)とローソン(玉塚元一社長)は2月、静岡県が行う「ふるさと割」の対象商品として、オリジナル中食を発売する。静岡の食材を使い、スリーエフは「いちごサンド」(税込298円)と「贅沢苺タルト」(390円)、ローソンは「手巻寿司わさびシーチキンマヨネーズ」と「わさびいなり」(いずれも140円)を商品化する。
スリーエフはイチゴ、ローソンはワサビが県産の指定食材となる。これらの商品は一定期間、県の助成により通常価格の3割引で販売する。
ふるさと割は国の交付金を活用した施策の一環で、さまざまな自治体が同様の取り組みを行っている。静岡県の場合、15年7月から今月末までの期間、16事業者と販促企画を展開する。既に楽天などのEコマースや、百貨店の催事などで県産品の販売助成を実施した。
ローソンの2商品は4日に発売し、18日から月末までの期間は3割引の98円となる。スリーエフの「贅沢苺タルト」は1月6日に発売したもので、現在は栃木産のイチゴを使用しているが、3〜28日の期間は静岡産に切り換え、販売価格を273円とする。また、「いちごサンド」は18日から月末まで209円となる。そのほかスリーエフは期間中、3割引きの対象となる加工食品の販売も行う。
期間終了後、POSの販売データを基に県が割引額に相当する助成金を支払う。
コンビニとの取り組みのほか、月内に首都圏のSMチェーン数社とも「ふるさと割」企画を実施する。そのうちのひとつ、ヤオコー(川野澄人社長)では、約60店舗で県産の青果物を対象にふるさと割セールを予定する。
日刊流通ジャーナル2016年2月3日号より