原発事故の影響で休業中の5店舗のうち、福島県双葉郡の敷地を活用して17年3月までに新しい商業集積を開設する。国の復興事業の一環で、ヨークベニマルのほか、ホームセンターやドラッグストアなどが出店し、避難した住民に帰還を促すねらいがある。ヨークベニマルは国の意向のもと、これまで手がけたことがない300坪タイプの店を開設する予定だ。
大高善興会長はこの出店について、「福島で育った企業として、力になりたいという思いでやる。300坪という売場は限られた敷地で複数の業種を揃えるための結果で、例外的だ。SMとして明確な来店動機をつくるため、これからも600坪型で出店する方針は変わらない」と語る。
日刊流通ジャーナル2016年2月17日号より