ミニストップ(宮下直之社長)は今期、即食&カフェをコンセプトに実験中のシスカと、コンビニ&ドラッグの「れこっず」の出店を本格化する。宮下社長は、「シスカは2ケタの出店を目指す。下期にはオーナー向けの説明を始められるよう準備していく。れこっずで取り扱う医薬品は第2、3類に限定する。ウエルシアからの商品供給を活用し、コンビニを軸とした新たなドラッグストアとして展開していく。薬局・ドラッグの事業者を対象にFC化を進めていく」と語った。
15年度末でシスカは6店、れこっずは3店となっている。れこっずはイオングループ内の合弁事業としてスタートしたが、フォーマットの確立に至らず縮小した経緯がある。現在はミニストップの直営店として運営し、収益性の目処が立ったことから前期に1店舗を追加した。
シスカは、イートイン席にスペースを割き、昼間はカフェを軸に、夕夜間はちょい飲み需要に対応する。24時間営業ではなく、土日は休業とするなど、通常のコンビニに比べ損益分岐点を下げた独自の都市型フォーマットとして確立を目指している。
日刊流通ジャーナル2016年4月25日号より抜粋