ファミリーマート(澤田貴司社長)は、前期末にほぼ完了したサークルK、サンクスとの中食の統合に続き、配送センターの集約を進める。配送の効率化によって値入率の改善を図る。中食の製造拠点は、昨年9月の統合時点では102カ所あったが、3月1日時点では88カ所に集約した。今後はファミリーマートの専用工場化ならびに温度帯別の専門工場化を進め、HACCPの認証取得など衛生管理や生産管理のレベルを高めていく。
サークルK、サンクスの統合プロセスは商品面で先行し、統合会社の設立直後からPB「ファミリーマートコレクション」や無印良品の導入を進めてきた。今年2月末までに中食の統合が完了し、全体の98%を一本化している。
中食の製造ベンダーは、統合前はファミリーマートが46カ所、サークルKサンクスが56カ所あった。サークルKサンクスの各ベンダーと交渉を進め、トータルでは102カ所から88カ所に集約している。今後はファミリーマートの専用工場化を推進し、合わせて温度帯別の専門工場に転換していく。
日刊流通ジャーナル2017年3月16日号より抜粋