ライフコーポレーション(岩崎高治社長)は今年6月、三菱食品が川崎市川崎区夜光に開設する日本最大級の物流センターに業務委託し、首都圏全店を対象にした大型物流センターを本格稼働させる。同社は首都圏に116店を展開しているが、現在稼働している大田物流センター(東京都大田区東海)の機能が限界に来ているため閉鎖し、将来の首都圏200店体制にも対応できる新大型物流センターを稼働させることにした。
同社は長期ビジョンとして、首都圏、近畿圏でそれぞれ200店、売上高8000億円の達成を掲げている。これを受けて首都圏では昨年8月、加須プロセスセンター(埼玉県加須市)を稼働させてPCネットワークを整備した。今期はこの川崎新物流センターを本格稼働させることで、首都圏におけるDC、PCのインフラ整備をほぼ終える。
「大田物流センターは既に限界に来ており、将来の200店体制を見据えて、川崎に新物流センターを稼働させることにした。なお稼働して間もない期間は稼働率も下がることから、今期の業績は営業利益で若干の減益を予想している」と岩崎社長は語る。
日刊流通ジャーナル2017年4月20日号より抜粋