
全米最大のダラーストア、「ダラー ゼネラル」(Dollar General)の2017年第1四半期決算(5月5日締)は、積極的な出店などで増収となったが、低荒利の消耗品の売上構成比が増加したことなどで荒利益率が低下し減益となった。
売上高は6.5%増の56億0962万ドル、営業利益は1.4%減の4億7379万ドル、純利益は5.3%減の2億7948万ドルとなった。
荒利益率は、値下げの増加や在庫処分に加え、消耗品の構成比が高まったことで0.3P減の30.3%と低下した。経費率はストアマネジャーの待遇改善など人件費増や仕入れコストの上昇などで0.3P増の21.8%と悪化した。この結果、営業利益率は0.6P減の8.5%、純利益率も0.6P減の5.0%と収益性はやや低下した。
既存店は客数が減少したものの客単価が上昇して0.7%の微増ながら前年をクリアした。
期中の新設は293店、リモデルないしリロケーションは301店、閉鎖は12店で、期末店舗数を1万3601店としている。売場面積の増加率は7.2%(前年同期6.2%増)となっている。
日刊流通ジャーナル2017年6月12日号より抜粋