
5月、6月とチェーンストア各社の業績に陰りがみられる。製造業の業績が堅調で、一部消費が回復する傾向がみられる。百貨店は6月、既存店がプラスに転じた。高額品が好調で日用品が低調なわけではなく、ドラッグストアは好調に推移している。青果、鮮魚の不振が響いているものだが、かつては他の部門で吸収するパワーがあった。客数の減少に加え、この2カ月、客単価も前年割れの基調となった。また6月は外食チェーンも既存店が前年をクリアしているところが多く、需要のシフトが懸念される。
日刊流通ジャーナル2017年8月3日号より抜粋