
個人消費の伸びがGDPの底上げに寄与しているといわれるが、GMS、SMの業績が好転する兆しはみられない。依然、生鮮の低迷が響いている。7月は猛暑で、日用品を含め盛夏商材に動きがみられたが、生鮮の不振を吸収するには至らなかった。また九州地区を中心に豪雨の影響があり、業績に地域格差もみられた。転じて、8月は東日本が長雨で低気温で推移し、西日本は猛暑だった。夏商戦は異例の動きで、全般的に低調だった。ここにきて、大手チェーンがPBを中心に価格訴求を強化している。
日刊流通ジャーナル2017年9月1日号より抜粋