
新日本スーパーマーケット協会(横山清会長)は2018年、設立60周年を迎える。日本にSMが誕生しはじめたころ、セルフサービスは革新的な技術であった。現在、ネットの普及や決済手段の多様化、AIの導入による作業の見直しなど、急速な変化の波が押し寄せようとしている。横山会長は、人類の想像を超え新しい次元に移行するシンギュラリティ(技術的特異点)を引き合いに、流通業も大きく変貌する可能性があることを示唆する。そうした中で、形を変えながらも店頭での接客の重要性は変わらないことを指摘している。「新日本スーパーマーケット協会設立60周年を機に、SMの新時代に移行し、来年2月のトレードショーが、その先駆けとなる。プレ・シンギュラリティではないが、人類の消費の新世界が始まる」(横山会長)と語る。
日刊流通ジャーナル2017年10月20日号より抜粋