
流通各業界の9月度実績をみると、例年より気温が低かったことで、季節商材の動きに支えられた。インバウンド消費、高額品が動いた百貨店は高水準の伸びをみせ、風邪薬など秋冬商材が動いたドラッグストアも堅調だった。コンビニはおでんなど、季節商材の動きが良かったものの、客数の減少が響き、微減となった。SMは牽引してきた惣菜がO157報道の影響でマイナスに転じたものの、鍋物、ホットメニューの需要で日配、加工食品が伸び吸収した。各社力を入れている惣菜の低迷が懸念される。
日刊流通ジャーナル2017年11月8日号より抜粋