
10月度の販売実績をみると、業種・業態に関わらず、二度の台風の到来に加え、前年と比べ土曜日が1日少なかったことで苦戦を強いられた。首都圏では二度の台風が日曜日に絡み、1回は総選挙の投票日だったこともあり、客数減が響いた。青果の相場安、鮮魚の魚種不足の基調は変わらず、前月に続き、惣菜も苦戦を強いられた。精肉は好調に推移しているが、生鮮トータルで前年割れの基調は変わらない。当月の客数減は一過性のものだが、年末商戦に向けて、生鮮・惣菜の不振が懸念される。
日刊流通ジャーナル2017年12月4日号より抜粋