
ウォルマート(Walmart)の2018年上期決算(2~7月)は、国内外で既存店が堅調に推移したことで増収となった。利益面では、荒利益率が低下したことなどで営業減益となった。純利益は、ブラジルの子会社株式80%を売却するなどで事実上撤退したことに絡んだ経費増や、JD.comの減損損失などを一時的に計上したことで大幅な減益となった。またイギリスでは、100%子会社のアズダ(ASDA)をセインズベリー(J Sainsbury)と経営統合したことで事実上撤退している。なおeコマースの売上は第2四半期で40%増と高い伸びを続けている。
日刊流通ジャーナル2018年08月23日号より抜粋