
主要ドラッグストアの7月度実績は、上旬の豪雨、その後の猛暑、下旬の台風の上陸など、天候の影響を受けた。中国地方を中心に展開するチェーンを除き、総じて豪雨や台風によるマイナス影響を猛暑による需要増でカバーした。ただ、全国的に殺虫剤や虫よけ、虫刺され薬などが不振だったことに加え、地方の郊外などは昼間の外出を控える生活者が多かった。制汗剤やUV関連が低調だったチェーンもみられた一方、飲料やアイスクリームが伸長した。相対的に荒利益率の高い品群が苦戦し、低いカテゴリーが好調だったことで、収益の構造に影響する懸念がある。
日刊ドラッグストア2018年09月03日号より抜粋