20~30代の母親層の開拓めざす

白十字は16日、夏のレジャー・行楽シーズンに向け、アニメ「銀魂」と「キズ処置シリーズ」でコラボレーションキャンペーンを開始した。
「銀魂」は、週刊少年ジャンプに連載する時代劇コメディー漫画。これまで2度アニメ化され、今年の4月から新シリーズの放映を開始した。
ケア用衛生材「キズ処置シリーズ」は、ワンタッチで装着できる簡単さと医療品質を兼ね備え、大型絆創膏市場で金額・数量ともシェア№1となっている。消毒・処置・保護・固定の4ステップに合わせ、通気や防水などニーズに合わせたラインアップを揃えている。特に主力商品「FCワンタッチパッド」は、通気性が高く、ムレによる痒み・カブレを軽減しながら傷周りを保護できる点が支持されている。
今回のキャンペーンの対象は、「FCワンタッチパッド」「FC防水ワンタッチパッド」「FC高吸収ワンタッチパッド」「FC防水フィルムフリーカット」「FCワンタッチ包帯」「FCステラーゼ」の6商品とする。バーコードを希望賞品の必要枚数分集めて応募すると、白十字の社名にちなみ890(はくじゅう)人に「銀魂」のオリジナルグッズなどをプレゼントする。
マーケティング部の企画課の花塚伸二郎課長は「ケガをする子供と、その母親で漫画やアニメに親しむ20~30代女性をメインターゲットにした。2013年にも『銀魂』とコラボして、反応がよかったため、今年も実施する。手軽に処置できる絆創膏の認知度を高めると同時に、若い世代に当社を知ってもらい、将来的にオムツなど他のカテゴリーの商品を使うきっかけにしたい」と語る。
ウェブサイトでは「白十字からキャンペーンのPRを依頼された漫画の登場人物3人が作戦会議を行う」設定のCMを公開している。8月9日10時(はくじゅうじ)に向けて今後も続編も公開する。
また楽しくキズ処置の手順を学べるコンテンツ「攘夷活動もこれで安心!キズ処置講習会」も開設した。白十字キャンペーン公式Twitterアカウントをフォローし、指定の内容を含むツイートをした人の中から、抽選でオリジナルのスーツケースをプレゼントする。
週刊流通ジャーナル2015年6月22日号より抜粋