マツモトキヨシホールディングス(松本清雄社長)はこのほど、2006年から展開しているPB商品シリーズ「MKカスタマー」の品質をさらに高めて刷新し、店名(通称)とブランド名を一致させた新PB商品シリーズ「matsukiyo」に切り換え、全国1500店を超えるグループ全店で順次、販売を開始している。このほか価格訴求型PBは、ノンブランドとして展開する。また高品質・高付加価値型で独自ブランドとして販売している「アルジェラン」や「レチノタイム」などの商品はそのまま個別のブランドとして販売を強化する。
新PBシリーズ「matsukiyo」発売
——以下は松本社長の発言要旨である。
当社はこれまでPB商品については、マツモトキヨシのPB商品だとあえて前面に押し出さなくともお客さまに支持されていればよい、と考えていた。だが、お客さまのPB商品に対する認識の変化やアンケート調査から、マツモトキヨシのPB商品だと分かった方がさらによい、という声が多かった。このためPB商品を次の段階に発展させるには、通称である店名とブランド名を一致させることにした。
デザインも、カタカナロゴのシャープさを表現している19度の斜角度を活かすデザインに統一した。ビジュアル的にも当社のPB商品とひと目でわかると思う。
これまでのMKカスタマーを順次リニューアルすると同時に、新たな商品開発も進める。また価格訴求型PBについては、ノンブランドとして別途展開する。
さらに「matsukiyo」の姉妹ブランドとして、美と健康をトータルサポートする「matsukiyo LAB」を昨年9月末から発売している。当社の管理栄養士が監修したサプリメント9品目、スムージー3品目を開発し、店舗の管理栄養士が推奨販売している。これらの商品はすでに大半のグループ店舗で販売している。
またMKカスタマー商品でも、高品質、高付加価値を軸に開発された「アルジェラン」「レチノタイム」など、一つのブランドとして認知されているPBについては、そのまま個別のブランドとして展開を強化している。なお「matsukiyo」の発売を機会に、PB商品について当社独自の品質管理体制をさらに強化していく。
日刊ドラッグストア2016年1月7日号より抜粋