
ヤオコー(川野澄人社長)は14日、行田門井店(埼玉県行田市)をオープンした。1986年に開設した旧店に最新のMDを展開するため、投資額10億円で建て替えた。平面駐車場をより使いやすくするねらいで、旧店のSM棟とテナント棟の配置を入れ替えている。結果的に売場面積は旧店の623坪に対し、新店は552坪と1回り小さくなった。ただ、最近の新店は600坪以下のパターンが増えており、同店も標準的な品揃えを確保している。テナント棟には新規にスギ薬局などが入った。

同店はJR高崎線・行田駅から1㎞ほど離れた幹線道路沿いに位置する。商圏は1㎞内の約6000世帯・1万4000人を中心に、3㎞内を想定する。競合店には同じ通りで近接するビッグハウス行田店(マミーマート)をはじめ、ベイシア、ベルク2店などがある。
商圏は60代以上の構成比が高く、次いで40〜50代がボリュームゾーンとなっている。高齢化が進んでいる地域のため、建て替え後の売場レイアウトも既存顧客にとっての使いやすさを考慮しながら新規MDを導入している。

日刊流通ジャーナル2017年2月16日号より抜粋