
ライフコーポレーション(岩崎高治社長)は15日、2フロア・売場面積1059坪の川崎大島店(神奈川県川崎市)を開設した。川崎市内は13店目で、首都圏114店の1割強を占めるドミナントエリアとなる。1階は621坪の食品フロア、2階は437坪の売場にドラッグ関連や衣料、日用品を展開する。初年度の年商は31億4000万円と設定し、食品で構成比83.8%(生鮮・惣菜で42.8%)を見込む。

同店はJR川崎駅から東へ2㎞ほどの住宅街に位置する。1〜2人世帯が7割を占め、30〜40代と60代以上の構成比が高い。商圏は1㎞内の2万8000世帯・5万8000人と設定する。周辺は県の平均と比べ年収300万円以下の世帯の比率が高く、競合店にはディスカウント系のSMが多い。まいばすけっとやローソンストア100など、生鮮を扱う小型店も複数展開している。
価格志向への対応で、2階のドラッグ売場は単品量販のコーナーを増やすほか、食品フロアはヨーグルトや納豆などの棚数を通常より1段減らして最下段を広げ、下限商品のボリュームを増やす。ベーカリーでは、一部店舗で実験している100円均一商品を導入した。
ただしMDの基本方針は従来通りで、生鮮・惣菜は鮮度感とライブ感を重視した売場を展開する。日配やグローサリーは幅広い品揃えで構成し、エンドは自社開発のプレミアムPBなどを訴求する。食品フロアにはカットフルーツコーナーやジェラート&ジュースバー、加工場を併設したナチュラルチーズコーナー「チーズハウス」など、セントラルスクエア押上駅前店(東京都墨田区)に導入した対面形式のコーナーを配置している。取扱商品はトータル2万5445品(うち食品は9545品)となっている。

日刊流通ジャーナル2017年2月17日号より抜粋