
ヤオコー(川野澄人社長)は9日、SC「ウニクス浦和美園」の核店舗として浦和美園店(さいたま市岩槻区)を開設した。総店舗数153店のうち、さいたま市内は11店目となった。
同店は、埼玉高速鉄道・浦和美園駅から1㎞ほど離れた国道沿いに位置する。駅から店舗までは戸建・マンションの建設が続く区画整理地域となっている。現状の足元商圏は1㎞内で1400世帯・3700人と希薄だが、3㎞内でみると11万世帯・27万人に増える。住宅開発に合わせて足元の人口も増えており、直近5年で2割増となっている。世代別では30~40代の構成比が高く、子育て中のヤングファミリーが主要ターゲットとなる。また、近隣にサッカーJリーグの浦和レッズが本拠地とするスタジアムがあることから、試合の際には観戦需要の取り込みを目指す。
浦和美園駅前には06年に開設したイオンモール浦和美園(さいたま市緑区)があり、食品ではイオンリテールのGMSが競合店となる。


日刊流通ジャーナル2017年3月16日号より抜粋