
龍角散(藤井隆太社長)は、のど専門の医薬品メーカーとしてブランディングを推進することで業績が拡大している。鎮咳去痰薬の「龍角散」(第3類医薬品)は、顆粒やトローチタイプの「龍角散ダイレクト」(同)で客層を拡大するとともに、季節ごとののどの対策を訴求し、マーケットを活性化した。のど飴は若年層の取り込みを通じ、通年商材となっている。また、服薬補助製品「らくらく服薬ゼリー」(食品)は、介護施設や学会等での着実な取り組み後、小児向けや漢方薬用などにラインアップを拡充し、定番製品となった。
日刊ドラッグストア2017年8月3日号より抜粋